自分の覚えとしての整備記録ですが、いい歳こいて色々やってます。バイクいじりはストレス発散に最適だね!
DT230 LANZA 整備日記!
by Amadeus Facory
次に、
スケッチを元に
カッティングシートで
デカールを作成。
まず、スケッチを作成。
伝統的なヤマハのストロボラインをモチーフにしてみました。
でもって、実際のバイクに貼つけて、イメージを確認。
まずは、真っ白な車体をヤマハっぽくカラーリングしてみようかと。
という訳で、ここからが DT230LANZA 整備日記です!
スイングアームのデカール
は文字が切れていた部分、
AとMとHを作成して貼りつけ
ました。違和感ないでしょ。
テールカウルも。
ライトカウルも。
じゃーん! こんな感じに仕上がりました。
体重の軽い私に合せて、バネを緩めると
跨ったときに、車高が沈むようになりました。
なんとか、2cmくらいは下がったみたいです。
ジャッキアップしてサスに伸びるようにしました。で、サスペンション下側の2重ナットのゆるみ止めナットを緩めて、
バネを締め付けているナットを緩めます。ところがナットのサイズが32mm。我家に揃っているスパナではサイズ
が小さい。しょうがなく大型のモンキーを購入。ところがなんとモンキーの柄がタイヤに当たって回りません。
仕方なく柄の短いモンキーを購入。とほほっ。
次に、車高を下げるためリアサスを調整。(バネを緩め、イニシャル荷重設定を軽くします。)
ナットを緩め、バネを緩めると、当然、バネもナットもスイングアームの中に下がっていきます。
DT230の持病とも言える排気漏れ。
プロスキル製のサイレンサーとの繋ぎめはベトベト。
で、耐熱パテ(GANGAM)、耐熱アルミテープとホ
ースバンドで修理しました。
チャンバーとサイレンサーの間の排気漏れを修理。
DAYTONA製ハイパーパッドを購入。
パッドの裏には耐熱シリコングリスを塗ったくって装着。
ブレーキフルードはホンダのDOT4を使用しました。
かなり減っていたフロントブレーキパッドを交換しました。
リアサス リンクロッドの交換による車高ダウンに挑戦しました。
スイングアームとエンジンの間にあるのがリンクロッドです。これを伸ばすとスイングアームが下がり、短くすると上がります。
今回はネットで見つけた方に、穴の中心間ピッチ104mmの純正に対し、111mm(+7mmの)リンクを作成してもらいました。
交換後はこんな感じ黒いリンクに変わってます。
リンクロッドをはずすとスイングアームは自立出来なくなるので、
ジャッキをリアタイヤと車体フレームにかましての作業です。
右が純正品、左が加工品です。見るからに長いです。リンクロッドを停めるボルトとカラーは
錆びだらけ、写真は磨いた後の状態です。
リンクロッド取付けボルトにはグリスニップルが
あるので、グリスガンでグリスを補充。
カラーにもタップリグリスを塗って装着。
錆びもかなりとしてかなり動きがスムーズに。
体重をかけるとぐっと沈みます。
前回イニシャル荷重を下げた効果がさらに
明確になった感じです。
で、こんな感じです。まあ写真ではわからないでしょうねえ。 でも、かなり下がってます。
感じとしては2.5cmくらい。前回のイニシャル荷重調整と合せ4cm以上は下がった感じ。
リンクロッド交換により停車状態で2cm以上下がっていますが、
イニシャル調整の効果は、跨って初めて車高が下がります。
で、一つ問題が、
車高が下がったのだから、サイドスタンドが長すぎるというのが事前
に予測されましたが、停車中はサイドスタンドがほぼ許容範囲の長
さなのですが、跨ると長すぎて跨った状態だとサイドスタンドを出し
にくいのです。やっぱ、短いものに交換するしかないですかねえ。
これが我家に着いたばかりのLANZAです。カラーリングもなにも無残な真っ白。
さて、どう手をつけようか。
手軽なチューン、アーシングを強化をしてみました。
バッテリーのマイナス端子から太い配線(8Ф)を増設し、フレーム、点火プラグ周辺、ジェネレーター周辺に接続。
フレームやエンジンの金属部分を介していたマイナス配線を、直接配線にするわけです。これで火花が強くなるはず。
緑矢印のバッテリマイナス端子は4つ又に。赤矢印部分に配線がつながってます。
で、結果は、
何だか、排気量が1,2割くらい大きくなったような感じ。
しょぼしょぼだった低速トルクが明らかに太く、
また、高回転のパンチも増強された感じです。
うーん、やはりアーシング強化は、材料代1000円以下で
効果が体感できるお手軽チューンですね。
チェーンの張りを調整し、部品を注文。
車高を下げたら、何かチェーンがダランとした感じになったので、張りを調整。ついでにドライブギア部のオイルシールも
交換しようかと思いましたが、どちらもナットがデカイ。リアアクスルのナットは27、ドライブのナットは26。手持ちのレン
チじゃだめ。モンキーじゃ舐めるし。色々手ごろな工具を探して近所のアストロプロダクト(工具店)で購入。
27のコンビレンチは1800円、26のラチェットは530円。安いなあ。
ドライブナットの緩み止めと、
ドライブシャフトシール(大)
シフトシャフトシール(小)を注文。
オイルシール交換は、
オイル漏れも少ないので、
気が向いた時に行なうことにしました。
26
27
何故?2ストのオフ車か?
車検のないバイク。つまり250cc未満で不満なくパワフルに
走りたい。そう考えると、選択肢は2ストロークエンジン。
前傾姿勢のきつくないもので、最も新しい(12年前だけど)も
のというと、DT230Lanzaというのが数少ない選択肢です。
実はオフ車が欲しかったわけではなかったのです。
でもって、LANZAは実にパワフル。というより暴力的加速。
最近の250ccオフロードバイクとは別ものですよ。
ZZR1100(147PS)よりも加速にパワー感がありアクセル
への反応が凄い凄い。
サイドスタンドを短くしました。
車高を下げると、サイドスタンドが地面にひっかっかるようになりました。サイドスタンドも車高に合せて短くします。
DT230のサイドスタンドはボルト穴と設置部との間が34cm。TDR250のサイドスタンドがポン付けできて長さも31
cm程度と丁度良さそうなのですが、新品部品は既になく、オークションでも中々の高値です。TW225のサイドスタ
ンドもポン付け可能なようなのですが、28cmと短かすぎるようです。結局、カミサンの実家にある溶接機やサンダー
での加工することに。まずはビールケースを入手し、バイクを乗っけてサイドスタンドをはずしました。
印の部分まカットして詰めるのです。
およそ2.5cm。
カミさんの実家に行くとありました。左が電気溶接機、右は電動ノコギリ(切断機)。
しかし義父に手伝いを頼むと自信なさげ、近所の機械いじりが得意な方に助っ人を頼みました。
そして、助っ人登場!! ・・ 何と、あっと言う間に終了。
結局、助っ人の方が全部やってくれて15分で完成。ありがとうございました。
どうですか、きちんと出来てるでしょ。翌日、きちん塗装し、組み付けました。
手前にあるのが切断した部分。
うーん。程よい感じ。
またがって、沈みこんでも、スタンドが引っかかりません。・・・・満足!
こんなのを3本作成。
グリップが磨り減っている感じがするので交換することにしました。
作業はHiupRと一緒に行いました。
「グリップ交換」 でちょっとリフレッシュ!
準備したのは、
DRCチームグリップ 左22Φ、右25Φ115mm、
非貫通、モトクロス用。これもワイヤー補強用の溝が
あります。左はHiupR用です。
DT230純正グリップ。さすがオフロード用、
ワイヤー補強用の溝があります。オフロー
ド用は鍔(ツバ)の部分が大きいのですね。
ハンドル周りが何か寂しい。ブレースバーをはずしたような傷もあるし。
で、装着してみました。完全にドレスUPですね。
ラフ&ロード社のHARDYという製品を使用。
色は、後付パーツぽい金を選択。で、悩みはサイズ(長さ)。
長さは、208mm、248mm、308mmがあったのですが、
バイクをメジャーで測ってもベストサイズがわかりません。
パーツ店の店員さんに、バイクを見てもらい、どれもつくけ
ど、高さが異なるようだとのこと。
308mmだとかなり高いし、208mmだと下の金具と接触
しそう。で、中間をとって248mmに。
購入後パッケージの説明を読むと、モトクロスタイプにバー
パッドを装着する場合は、308mmを使用と記載が。
確かに248mmだと多少低めだし、バーパットはきついかも。
まあ、装着してみて違和感もないし、大げさすぎもしないし、
この位のサイズが品がいいかも。で、良しとしました。剛性も
かなりあるようですしね。
「タンク下の整備」(イリジウムプラグへ交換、失速配線カット、YPVSケーブル給油)
調子がよくなると世間で評判のイリジウムプラグを試めそうと購入。
DT230はプラグ交換がしにくいので、どうせなら燃料タンクをはずして何箇所か整備しようかと。
左がイリジウムプラグ゙。電極がかなり細いです。標準はBR9ESのところ、前オーナーが2スト故の
かぶり気味を考慮したのか、熱価を1番落としたBPR8ES(しかも何故かP(絶縁体突き出し)タイ
プ。圧縮比向上が目的か?)がついていましたが、イリジウムは取りあえず標準の熱価相当のBR9EI
Xを購入。それにしてもノーマルプラグはべちょべちょ真っ黒にかぶってますね。プロスキルのサイレン
サー付で、街中じゃ音が気になってアクセル開きにくいですからね。
40km/h付近の失速現象の改善。
排気音調整のためと言われるDT230特有の40km/h付近の失速現象。タンクの色が青(T型です。)から白に塗り替えてあるくらいだ
から、当然、対策済と思いきや、暑い日に乗ると、明らかに失速現象を感じます。じゃあ、やってみようか、噂のタンク下黄色配線のカット。
タンク下のフレーム上にありました。黄色いコード。このコードが
40km/h付近で点火に影響を与える信号をCDIに伝達しています。
コネクターから黄色を引き抜き、ビニール
テープで巻いて、他のコードと束ねます。
YPVSのサーボモーターケーブルへの給油
左写真のゴムカバーをめくると、
YPVSのケーブルが見えます。ここに給油。
写真でみると、周辺が結構汚れてますね。
肉眼では暗くて分からなかったので、掃除しませんでしたが、
次回清掃ですね。
陽も落ちたので、試乗は翌日。黄色配線のカットと、イリジウムプラグへの交換を同時にしたので、フィーリングが向上しても、どちらの
効果か分からんけど。まあいいか。
で、結論から言うと。始動一発と大きな改善。また低速のフィーリングが全く変わりました。カラカラという軽い音が、バリバリという太
い音に変わっています。のっけから、あれっ違うなという感じで低速からパワーがあります。失速どころか、低速から、中速、高速へとパ
ワーが続く感じです。逆にいうと、2スト特有の低速でのパワーの無さ感、途中からドッカーンという感じが薄れたような。カラカラ、バ
リバリドッカーンとモトクロッサーのようだったのが、最初からバリバリ、そのままずっとバリバリ。というような状態です。
乗りやすいけど。イマイチ2ストぽくない。・・・・・まあ、しばらくはこのままにしておきますか。
(数年後の追記)
うーん。2度ほど出先でバイクが吹けなくなってエンスト。イリジウムプラグを掃除したら直りました。2ストには合わないのですかね。
こまめに掃除すれば良いのかもしれませんが、そもそも乗る頻度も少ないですからねえ。一旦ノーマルに戻して、その後はエンストなし。
イリジウムプラグの効果に疑問を呈する方が多いようですが、NGKのサイトを見ると、
燃焼改善効果があるので、2サイクルエンジンで始動性が悪いとか、低速での回転が不安
定とかには効果有りと明記されていました。また古いバイクも効果があると。キャブ式で
排ガス規制のゆるい時期の製品という意味ですかね。うーん。DT230はすべて当ては
まる。効果のほどは後ほど。
下の方に数年後の追記有り。